
知らないこと多いし、やるのやめとこうかな。

こんな疑問を解決します。ぜひご覧ください。
“なんか最近iDeCoって聞くようになったなー”って思っている人も多いと思います。
みんながiDeCoって言いだした理由は、もちろん国の年金問題です。簡潔に言うと、
そこで皆さんが一番に考えるのが銀行に預ける”貯金”です。本当に貯金が良いのかどうかも含めてiDeCoのメリットデメリットを世界一わかりやすく紹介していきます。
読んでほしい人
- iDeCoを検討している人
- iDeCoをよく知らない人
- 貯金など将来が不安な人
そもそもiDeCoとは?

iDeCoって何?:iDeCo公式サイト で見てもらえればわかりますが、「自分で選ぶ年金」のようなものです。
もちろん日本が勝手に集めているくそ年金みたいに、誰がどこに使っているかもわからないようなシステムではありません。
銀行に預けている皆さんも“間接投資”つまり、銀行が勝手にあなたのお金を投資しています。
それが利息です。
だったら自分で選んでやろうじゃないか、というのが“投資信託”です。
ではiDeCoは何が違うのか?
- 掛金が全部所得控除に!
- 運用益は非課税!何度も投資!
- 受け取るときも控除あり!
こんなメリット、特徴があります。もう少し詳しく見ていきましょう。
それぞれの特徴を詳しく解説(メリット)

このメリットは誰にでも当てはまり、お金持ちだけが、とか知っている人だけがとかいう話ではありません。するかしないか、のどちらかです。
デメリットの前にメリットを紹介していきます。
掛金が全部所得控除に!
つまりどういうことかというと“所得税と住民税が減税”ということです。
皆さんが給与明細を見たときに所得税と住民税が引かれていると思います。
本来はその税金が引かれてから残ったお金で投資などをするのですが、iDeCoは違います。
仮に月1万円のiDeCo投資だと、年間で約2.4万円の無駄な税金を払わずに済みます。
運用益は非課税!何度も投資!
一般的には株式投資や投資信託だと運用して得た利益に税金がかかります(源泉分離課税20.315%)。
しかしiDeCoではそれが非課税になり、そのまま運用できるのでかなりのメリットになります。無駄な税金を払わなくていいのもこのiDeCoの特徴の1つです。
勝手に運用してくれるので、特に準備や投資を考えながらする必要のなし!
受け取るときも控除あり!
iDeCoは受け取り方法の選択できます。年金のように毎月もらうようにするのか、一時金で一括で受け取るのかです。
こちらも節税することができます。
日本は累進課税制度(収入の大きい人の税金の割合が多い)があるので、退職所得が大きく跳ね上がることが多いのですが、iDeCoをしていると退職所得の控除として使えるので、大きく損をしなくて済みます。
iDeCoにはこんな落とし穴も(デメリット)

- 60歳までは引き出せない
- 手数料が割高に?
- 選ぶ商品によっては成長が少ない
もちろんメリットがあればデメリットもあります。
この3つのデメリットについて少しみていきましょう。
60歳までは引き出せない
iDeCoの最大の欠点、デメリットと言われているのが、この“60歳まで引き出せない制度”です。
貯金している感覚で投資もできるし、老後のためにも、って思っている反面、必要な時に現金が使えないのはなかなか痛手ですね。
強制的な貯金と思えば、逆にメリットにもなりえますね。
手数料が割高に?
iDeCoをするにあたってやはり手数料がかかります。
手数料はデメリットでしかありません。
「楽天証券」は167円、「三菱UFJ銀行」は545円が毎月口座管理手数料を取られます。

こんな考えは間違いです。
この金額の運用益を出すのは相当難しいです。
投資する金額に対して手数料の割合が高いと運用益が減る、だけでなくiDeCoでは損をします。
選ぶ商品によっては成長が少ない
iDeCoでは投資する商品を選ばないといけません。
“商品選ぶのめんどくさいし、わからない”という理由で始めない人も多いみたいですが、実際にはそんなに難しくないですし、それでやらないのは大損です。
商品は大きく分けるとこのような形になります。
名称 | リスク | 運用益 |
元本確保型 | なし | 極小 |
国内債券型 | 小 | 小 |
国外債券型 | 小 | 小 |
国内株式型 | 中 | 中 |
国外株式型 | 大 | 大 |
“リスクが大きいものはリターンも大きい”というのはどんな金融商品でもそうです。
iDeCoで商品を選ぶ際には、この中から“自分がどのように投資、運用したいか”を選ぶことができます。
- Aさん→もう40歳だし、将来の蓄えに少し+@できればいいからそんなにリスクを負いたくない。
- Bさん→正直銀行に預けるだけだとお金増えないし、まだ若いから少しリスクを負ってもいいかな
こんな風に自分の状況と投資方法を選ぶことができるので、負担なく運用することができます。
楽天証券のiDeCo商品ページですが、このようにどの商品に分類されるかが記入してあります。
国内株式の商品がこちら
バランス型(平均的に投資)の商品がこちら
バランス型はリスクがそこまで高くないので、平均的に見て右側ファンドの管理費用は総じてそんなに高くはないですね。
というのも事実です。
もっとうまくiDeCoを活用する

基本的にiDeCoを始めるときに気を付けるのは3点だけ。
- 証券会社の選び方
- 掛け金の設定金額
- 商品選択を間違えない
デメリットを上回るメリットがあればするしかないですが、もっとうまく利用するためのノウハウはこちら。
証券会社の選び方はこれだけ!
証券会社は楽天証券かSBI証券のどちらかで間違いないです。会員数もダントツで多いです。
iDeCoには先ほどもあったように、運用管理費というものが必要になります。
同じような成長性の商品を選んでいるのに、毎月の手数料が高くてあまり運用益がでない、というのももったいない話です。
楽天カードを使っている人や楽天のサービスを他にも使っているのであれば、楽天証券、楽天を使っていない人はSBI証券って感じでOKですね!
ベストな掛け金の設定金額は?
1か月どのくらいの金額をiDeCoで貯蓄したらいいのか、というところで迷っている人も多いと思います。
というのがよく言われる割合です。ただiDeCoは貯蓄と投資の間です。
貯蓄も投資も同時に行うイメージなので、
という数字がベストかなと思います。
月に18万円の手取りの人は12万円くらいが生活費、残りを2万円ずつを貯蓄、投資、iDeCoというのが理想です。
ここまで綺麗にいかなくても、ここを目指すと理想のお金の使い方と言えます。
失敗しない商品の選択方法
iDeCoでも失敗する可能性はある、というのを先ほどデメリットでもお話しましたが、失敗しないためにはどのように商品を選んだらいいのか。
ここが問題です。
楽天証券:確定拠出年金 商品の選び方ここに全部書いてありますので、細かいところは見てくださいね。
やはりどの選び方でも、バランスよく成長しそうな商品、安定の元本確保型の商品に分散させています。分散の割合をどうするのかはその人の考え方や、将来どのようにお金が欲しいのか、にもよりますね。
誰でもできるiDeCoの始め方【おすすめの商品も紹介】

一応流れを簡単に紹介しておくと、
- 証券会社から資料請求
- 自分が個人型なのか企業型なのかを確認
- 申込用紙で会社に記入してもらうところもあり
- 記入後、登録完了
- 商品を決めて毎月の積立を開始
- 60歳になって忘れたころにお金を受け取る
【ハードルなし】証券会社で資料請求
iDeCoを始める証券会社を決めたらまずは資料請求をしましょう。
1分あればできるので、ためらう理由はありません。無料だし。
資料請求をすればある程度の詳細が書いてあるものが届くし、それがないと何も始まりません。
資料の記入がめんどくさい人は一生貧乏
資料が届いたら自分がどのような種類のiDeCoに加入できるのかを確認しましょう。
公務員、自営業、会社員、アルバイト、専業主婦などいくつかの種類から自分がどの分類で、どんな資料が必要なのかを確認する必要があります。
それに合わせて記入する資料が若干変わります。
税金無駄に払って貧乏になってください。
商品を選ぶのも基準があれば楽勝
商品を選ぶのも先ほど紹介した商品の分類から自分の投資の考えにあった商品を選べばいいだけです。
- リスクはとりたくない→バランス型、国内国債
- リスクは少し取ってチャレンジしてみたい→国内、海外株式
こんな風に自分の中でなんとなくでも基準があればそれに合わせて商品を選ぶだけです。
そんなに迷う必要はありませんね、ちなみにおすすめの商品も紹介しておきます。(今回は楽天証券の商品)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- たわらノーロード 先進国株式
- 第1位 楽天・全米株式インデックス・ファンドマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックを中心に、アメリカの大中小の株に投資する「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」に投資する商品です。アメリカの4000銘柄というほとんどの商品をカバーし、アメリカの株価が上昇した時に大きな恩恵を受けることができる商品です。
- 第2位 楽天・全世界株式インデックス・ファンドマイクロソフト、アップル、アマゾン、フェイスブックを中心に、全世界の株式に投資する「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」に投資する商品です。アメリカのみの株式に投資するわけではないので、約8000銘柄の株式に投資することができます。アメリカの株も5-6割は入っています。
- 第3位 たわらノーロード 先進国株式こちらもアメリカの有名株、先進株式に投資する商品です。MSCIコクサイに連動した値動きを目指し、乖離を抑える運用を行います。
「ノーロード」なので、手数料はかかりません。最近手数料がかからないファンドが増えてきましたが、投資家のために先進的に手数料を引き下げている有名なファンドです。
まとめ
今回ばかりは資料請求してみようかな。

入らない方がいいひともいる?
- 専業主婦
- 借金がある人
- 20代の人
- 年収が下がる可能性のある人
これらの人はiDeCoはまだしない方が良いかもしれません。デメリットが勝る人が多いです。
全体的に見て「収入が安定していない人、収入に大きな変動がありそうで、かつ減りそうな人」はまだ始めない方がいいです。
自分の今の立場を少し考えながらiDeCoを始めるかどうかは考えていきましょう。
毎月貯金している人はiDeCoにしましょう。
上に該当しない人で、毎月コツコツ貯金をしている人、それはなんのための貯金ですか?特に何も目的がなく、ただコツコツ貯めているだけであれば絶対にiDeCoにした方が良いです。
強制的にためるお金で運用をしておくことが非常に大切です。賢く生きるには、”貯金”と”投資”をしっかり考え直すことですね。これに尽きます。知らないままでは損していくだけです。